ET文明

第2の地球!

 私たちの住んでいる地球のような星は、この銀河系にあるのでしょうか。銀河系には太陽のような恒星(自分で輝く星)が2000億個はあるといわれています。最近は太陽系外惑星の調査も進み、惑星が存在するとされる恒星系もどんどん発見されてきていますが、地球のような小さな惑星はまだはっきりとは見えてきていないようです。それもそのはず、地球の大きさは太陽のたった109分の1、太陽系の外から見たらなんと小さいことか。地球型の小さな惑星が観測にかからないのも無理はありません。でも、「地球」という惑星が存在することはたしかです。2000億個もの恒星があれば、地球のような惑星が少なからず存在すると考えるのはごくごく自然な考えのように思えます。

ETはいるか!?

 ほかに地球のような星があれば、そこにETがいると考えるのもごくごく自然な考えです。でも、そのETも私たちと同じレベルの文明だったら、夜空を観測しながらきっと「ETはいるのかなあ」とつぶやいているにちがいありません。

ET文明

 もし、非常に高度な文明をもつETだったらどうでしょうか。すでに、私たちの惑星、地球を発見しているのかもしれません。そして、地球はホントに大丈夫だろうかと心配してくれているのかもしれません。

人類の脳・・・

 脊椎動物であるヒトの祖先はなんでしょうか。サル(?)いやそのもっと前は・・・ほ乳類、その前はハ虫類、両生類、魚類とさかのぼります。魚類や両生類あたりはなにかやさしい感じですが、ヘビやワニのようなハ虫類になるとちょっとあぶない感じがします。どうも、ハ虫類あたりの脳は攻撃性をモットーとしているのでは・・・と思ってしまいます。とすると、そこから進化したヒトの脳にも攻撃性がそなわっているわけです。

人類文明

 攻撃性をそなえた脳をもつヒト・・・だから私たちは他人を意識してケンカもするし、国家を意識して戦争もするのでしょう。もしETがいつまでも戦争をしている人類をみていたら、どんなふうに思うのでしょうか。もしかしたら、ETには理解できないかもしれません。

再びET文明

 なぜなら、非常に高度な文明をもつETはヒトとは全然ちがった進化のしかたをしていて、脳の構造のなかに攻撃性というものがまったく存在しないかもしれないからです。いいかえると、攻撃性というものをまったく持たないETのみが平和に永遠に文明を存続・発展できるのでは・・・と思えてきます。戦争というものは文明を滅ぼす力を秘めていますから・・・。ハ虫類の脳をそなえたヒト、だからこそ私たち人類は国家を意識した発想から、もっと地球規模を意識した発想、そして地球人としてETと対等にわたりあえるような発想をもつべきときが来ているのではないかと思ってしまいます。いつ、ETと出会ってもいいような心がまえを持ちたいものですね。